2024年12月30日

資格を上手に活かして転職を成功させましょう。

まずは自身のレベルに合った資格を取得することは、介護職への転職を目指す際に大切です。介護の資格でも最初に目指したいのが介護職員初任者研修です。この研修では、初歩的な知識、技術など、介護の基礎を学びます。未経験の方が介護職を目指すのであれば、受講は必須といってよいでしょう。1カ月〜4カ月ほどの研修を受講し、修了試験に合格すれば取得できます。

そのひとつ上の資格に位置づけられているのが、介護職員実務者研修です。講義のほかに演習もカリキュラムに含まれ、初任者研修をパスしていれば2カ月前後で取得できます。次に目指すべきは、国家資格の介護福祉士です。この資格の有無で、転職の有利さや待遇が大きく変わります。実務者研修の有資格者であること、なおかつ3年以上の実務経験が必要となります。

介護福祉士のさらに上の資格が、認定介護福祉士と介護福祉専門員(ケアマネージャー)です。認定介護福祉士は民間資格ですが、取得には介護福祉士として5年以上の実務経験が必要であり、受講にも1年程度を要します。業務は介護実務に留まらず、介護施設内のマネジメントなど多岐にわたります。介護福祉専門員も介護福祉士として5年以上の実務経験が必要です。介護が必要な方のご家族と相談してケアプランを立て、それを実行し、調整する役目も担います。いずれの資格も、取得していることで介護のスペシャリストとして認められます。

他にも、レクリエーション介護士や精神保健福祉士などさまざまな資格があるので、自身の特長を活かせそうな資格の取得を目指してみましょう。